プチコラム22 なぜ今世界中で木造が注目されているのか02
天然木の家は子どもの情操教育にも効果的
文部科学省では学校校舎などに木材の積極利用をすすめ、さまざまな実験データによる分析を重ねています。学校施設における木材の利用は、
・子どもたちのストレス反応の緩和、授業での集中力アップ
・教室を広々と感じ、自分の居場所をより感じて心地良く生活をしている
・インフルエンザの蔓延が抑制される傾向
・木質の床は結露しないことから、転んでけがをする子どもが少ない。床表面の温度と室温との差が少なくなるため、足元の快適性が向上し、足にかかる負担も少ない
なかでもストレス軽減、インフルエンザ予防など、心理・情緒・健康面への効果の高さは注目したいところです(詳細は「あたたかみとうるおいのある木の学校-早わかり木の学校-」平成19年12月文部科学省、を参照)。
この実験・調査は木造校舎におけるものですが、天然木を用いた住まいにも同様の効果がもたらされることは大いに期待できるでしょう。
このように天然木がもたらす効果は、香りや触り心地、ぬくもりを感じる見た目などから人間の五感に穏やかに作用するものです。生きている素材ならではの優しさ、繊細さ、温かさを感じながら心豊かに日々を暮らしてみませんか?