造った家に温かみがある。それって、山六さんのみなさんが温かいから、もっとプラスアルファで温かい家ができるのかなって。
―私、田邊を知るようになったきっかけは何ですか?
ご主人:きっかけは、モデルハウスを見に行った時、担当が田邊さんでした。田邊さんにお会いした時で、もうほぼほぼ、決めていました。山六さんにしようと
奥様:なんだろうね、話が盛り上がったんだよね
ご主人:ちょうど見に行ったモデルハウスも、うちらが建てたかった形で、「いいね」っていう話で。私達の方がぐいぐい行き過ぎて、立場が逆になって。田邊さんが戸惑って「あ、あ…」って(笑)
もうそこからはとんとん拍子で決まっていって、次の打ち合わせはいつしようとか。その後、社長にも会いましたよね。
社長さんも、「うちはあんまりぐいぐいいかないんで」「いつやめますって言ってくれてもいいですよ」「うちの田邊は打たれ強いんで」みたいな、アットホームな感じで(笑)
奥様:その後、田邊さんが書いてくれた図面は完ぺきだったよね
ご主人:田邊さんのは完ぺきだった。うちらのイメージがきちんと伝わってて。
奥様:最初、A 社さんを見に行ってて、田邊さんに「こんな、A 社さんみたいな感じ」と言ったら伝わったから。木の家がいいねって話ししてたんだよね。
ご主人:家の中に木がいっぱいあるような。家の中が木に囲まれているような家が良かったんです。
ほかにもB 社さんとか行ってて。山六さんに行ってからはもうぶれなかったです。「じゃあ、お願いします」と。次々に打ち合わせが決まっていって。
俺、初めて家を建てたんですけど、スムーズにいったんじゃないかなと思いました。スムーズに建てられたと思います。一番最初に田邊さんに会って、次この日で、次この日で、と決まっていって。
―私のことを初めて見たとき、正直どんな印象でしたか?
ご主人:「え?」、若いのにしっかりしてるなと。逆に女性だからこそ話しやすいし、俺も話しやすい。奥さんも女性だから、やりたいことがわかるというか伝わりやすい。俺はもう、外に、ウッドデッキが欲しくて(笑)。中のことは全部奥さんに言ってたんで。奥さんが全部田邊さんに言って伝わったという感じです。
奥様:話しやすかったよね。
ご主人:奥さんが「ここはこうしたいな」っていうけど、俺はもう「ああ、いいんじゃない?」というだけで。「そうすればいいんじゃない?俺はウッドデッキがあればいいから」みたいな感じで(笑)。俺、外構担当みたいな。
奥様:若いなという感じ(笑)。若いけど話しやすい。年齢が近いからかな。
ご主人:けっこう何社か見たんだけど、田邊さんは、ほんと話しやすかった。
奥様:ぐいぐい来るのが無いのが、逆にいいんだと思う。他の営業の方は、電話が何度も来たり、直接家に来たりする人もいたんです。結構引いてしまって。
田邊さんはあんまり来ない(笑)。必要最低限のラインだけ、みたいな(笑)
ご主人:家づくりというより、脱線した話が多い(笑)
奥様:田邊さんが普通にプライベートな話を聞いてくるから(笑)。全然関係ない話をするから。話しやすいよね。
ご主人:山六さんの事務所に行ったときも、本当にアットホームで家族みたいな感じがして。営業っぽくない。社長の奥さんがいて「はいどうぞー」みたいな。「ゆっくりしてってねー」みたいな感じが、一番よかった。
そのころ子供も小っちゃかったんで、そこが一番良かったなって感じですね。
―今回、なぜ、家を建てようと思ったのですか?
ご主人:30歳になるので、そろそろマイホームが欲しいなと思って。65歳まで、ローンもあるし。そろそろ、建てるか?みたいな。
奥様:漠然としすぎ(笑)!
主人の実家に同居してたんです。子供が二人になると、使い勝手が悪くなったり、手狭になったり、子供を見ながら料理できない、家事が進まないというのがあって。それで、30歳だし(笑)
キッチンも親と共用でした。元の家に同居してたんです。昔ながらの台所があって、居間があって和室があって、トイレがあって。居住スペースは2階に寝室があって。やっぱり不便さが出てきて。他の友達も家を建てたりしてるのを見て。そろそろ、みたいな(笑)
ご主人:ほんとは平屋がいいねって。寝室が一階なのが便利でいいって。子供が小っちゃかったんで。
なおさら階段がなくて、水回りが一か所になってていいねって。狭くてもいいから、一階で全部生活できればいいな。晴れた日はバーベキューしたりとか、そういう生活にあこがれてて。
俺の希望としては、庭が欲しいみたいな(笑)
―今回、家を建てるまでに気になったことは何ですか?
奥様:私は、子供を見ながら料理ができない。子供に背を向けてないといけない、というのが気になっていました。
例えば、寝室で寝てたら、自分が降りてきたら子供に目が行き届かないだとか。
昔ながらの段差が多かったりとか。立地としては、玄関から飛び出したらすぐ道路とか。
ご主人:あ、それ。俺はそれを言おうとしてた(笑)
奥様:びっしり家が建ってるので。遊ぶ場所がないっていうのがあったかな。
ご主人:玄関出てすぐ道路で、一方通行で。車がビュンビュン通ってて。外で遊ぶスペースがなかったんで、子供にはなんか嫌だなと思って。小さくてもいいから庭があれば遊べるかなという感じですね。
―私に依頼するまでに、迷ったことや躊躇したことは何ですか?
奥様:無いよね。
ご主人:さっき言ったように、田邊さんと出会ってからはなにも躊躇することなく。身をゆだねて(笑)。
奥様:はい、それで!はい、それで!みたいな感じで(笑)
ご主人:社長さんが「うちの塗り壁いいよ」って。「床も無垢なので、いくらでも、傷ついたら削ればいいんだよ」って言ったんですよね。面白い人だなぁと思いました(笑)
お金のことは後回しになってたというか。最終的に「予算、あ、やべえ」みたいな(笑)。でも、値段とかも、わかりやすかったよね。カーポートとかも込み込みだったし、外構もわかりやすかったし。全部わかりやすかった。
奥様:どこで家を建てるかなっていうので悩んだけど、山六さんに出会ってからは躊躇してないんじゃない?3社目くらい?
ご主人:いろいろパンフレットとかは見たけど、1、2と行って、3社目が山六さんで。
奥様:おしゃれな家はいっぱいあったけど、やっぱり無垢床がいいなって。大きなハウスメーカーよりも、身近な工務店、アットホームで話しやすい雰囲気がいいな、みたいな。
ご主人:そこが一番かな。なんか言ったらすぐに駆けつけてくれるような、そんな安心感があるというか。そこが一番のポイントですかね。
―私に依頼する上で、決め手となったことは何ですか?
ご主人:最初の第一印象。運命です。何がいいとかじゃないんですよね。田邊さんじゃないと嫌だみたいな(笑)。だんだんこう、打ち合わせするたびに。
奥様:なんて言ったらいいんでしょうね。お互いの相性ですね。
ご主人:いくら良いものを作っていても、人が、人間性が嫌だったら、たぶん俺は無理かなっていう。
奥様:そんな感じだね。相性が良かった。
うちら、結婚式も、営業の人で決めたもんね。一発で決めたもんね。この人だね!みたいな。感覚で決めちゃうから(笑)。
ご主人:野生の勘(笑)。「この人じゃなきゃヤダ」みたいな。他も来るけど、「あ、いいです」みたいな。結婚式もそうだったね、ほんと気さくな方で。
奥様:気が合うじゃないけど、自然と話が盛り上がる、みたいな。
押されると嫌なんだよね、うちらね。人で決めるから。田邊さんという人が好き。気さくで話しやすくて人が好き。
―今回の件で、印象に残っていることは何ですか?
奥様:なんだろう、みんな緩かったよね(笑)。ゆるーい、ふわーっとして。いいよね。なんだろうね。
ご主人:スローライフ的な。棟梁の方もすごい頑張ってくれた。
奥様:いい人だった。大工の大矢さんでしたっけ。うちらと年齢変わらなかった気がするけど。
ご主人:めちゃくちゃね、真面目。ザ、真面目みたいな。ほんと「仕事…頑張るぜ…」みたいな。無口、見た目がボクシングの内藤選手みたいな。性格もほんと。
うちらが差し入れ持って行った時も、「あ、ありがとうございます」みたいな。うちらが建てたときは真夏だったんで、すごい汗かいてて。「暑そう、死にそう」くらい。かわいそうで。そんな、頑張ってる姿見たら、「よし、ビールもってこ」「飲んでください」と持っていって。次に会った時も話してくれて。
「二口くらいでいけました」と言ってくれて(笑)。そんな方で。丁寧に家を作ってくれる人なんだなと伝わる。
奥様:細かいことも確認してくれて。みんなほんとうに温かかったよね。現場監督の安達さんもお父さんみたいで。でも、子供たちのこともみんなかわいがってくれたしね。
ご主人:山六さん自体が一つの家族でできてる感じだったんで。安達さん、ほんと、田邊さんのお父さんみたいな(笑)。
奥様:わたし、家が完成した時にアルバムもらったじゃないですか。あれが本当にうれしかった。家づくりの過程を全部写真に納めてくれてて、一冊のアルバムにまとめてくれてて。そのシーンそのシーンを。上棟とか、基礎とか。
ご主人:上棟と、地鎮祭の時もか。全部。そういうのも含めて、大手のハウスメーカーでは絶対できないような。山六さんは心がこもってる。家もそうですけど、贈り物をくれるっていうところがほんと、いいなって思いますね。
奥様:田邊さんとは、「休みの日何してるんですか」とか仕事以外の話もしましたよね。お付き合いされている方の話とか、結婚観とかの話もした(笑)
ご主人:あと、家が出来上がるころ、うちらで、「田邊さんに、建ててもらったお礼したいね」って話していたんです。形に残るもの、実用的なもので、田邊さんにお礼したいと思って。それで、引き渡しのときに、名前入りのペンをプレゼントさせていただきました。うちらなりで考えたプレゼントだったですね。
― 一番よかったことは、なんですか?
ご主人:家は、一生に一度の買い物なので、山六さんに頼んでよかったなと思うんですよね。アットホーム感が一番。温かみがある。造った家も温かみがある。それって、山六さんのみなさんが温かいから、もっとプラスアルファで温かい家ができるのかなって。
ひとつひとつ仕事が丁寧なんで。ほんと、冬が本当にあったかい。
実家がおんぼろで、真冬だとファンヒーターをピッとつけるとマイナス1度って出るんです(笑)。この家は、ほんと冬場でも何もつけずに16度くらい。
奥様:ほんと、温かいね。
ご主人:外なんて、ほんとビュンビュンのマイナスなんですけど、全然あったかい。エアコン1台ですごい快適。それも社長も言ってた通りだなって。だから、電気代が安くて。懐にもあったかいですね(笑)
奥様:こうしてほしいという細かいことを全部言って。写真とか見せて、イメージを伝えて、それをすべて形にしてもらえたので、それは良かったな。細かいこともひとつひとつ叶えてくれた。ここはこの高さで、ここは造作で作ってください、ここは板張りで、とか、全部イメージ通り。
生活してみて、最高ですね。
ご主人:お任せで建てるのと、参加して建てるのとでは、すべてが違うかな。
奥様:イメージ通り。自分たちの生活スタイルに合った家になったと思う。でも、もっとこうしたい、もっとこうしたいというのは出てくるよね。住んでるうちに欲は出てくるよね。ここに足したいな、とか(笑)
ご主人:今日、このお話があるって聞いて、「ちょっと棚作ってもらうか」って。「見積もり出してもらうか」という感じですね。その部分も頼みやすい。
奥様:でも、主人は、2階に物干し作ったり、棚作ったり、ハンモック付けたりとか、いろいろいじってるんですよ(笑)
ご主人:そういうの好きなんで、やろうかなって思うんですけど。プロにしてもらいたいなっていうのが本心。すごいYouTube 観て調べて、できるかなって。棚とかほんとにつくろうかなと思うですけど、やる勇気がなくて。このツッパリ棒だけです、今。
奥様:そういうの考えてるだけで楽しいです。
ご主人:楽しいですね。家は完成してるんですけど、自分たちでいじれるのがいい。2階にも、いま、棚作ったりしようかなっていう感じで。
今は、キャンプにはまっちゃったね。よく外に行ってるんで。そのうち、自分たちでちょっとずついじっていけるかなって。
奥様:あと、子供の姿が常に見れて、すごくいいです。しかも広すぎない。みんながきゅっと集まれる、視界がいい。
社長さんも言ってたけど、広くなくていい。そういうところがうちらの考えにあってる感じなのかなって。
「みんなが集まれる空間がいいよね」っていう話しを、主人としていたので。
ご主人:楽だね。視界がね。
社長さんから「リビング広い方がいいと思いますか?」と聞かれて。「そんなにいらないです」と答えたら、「じゃあこんなでいいですよね」と社長さんに言われて。
「広ければ、お客さんが来たときにいいよね」と言ってたんですけど。でも、住むのって、うちらじゃないですか。だから、「大きい家なんて建てなくていいよ」と社長さんが言ってくれてましたね。
社長さんが、その人、その夫婦にあった家を提案してくれてるっていうのが一番いいかな。
奥様:ちゃんと暮らしを考えてくれてるって、感じますね。
―ご家族の方や周りの方は、何と言ってますか?
奥様:みんな来てくれるよね。人が来てくれる。
ご主人:間取りがうちの実家に似てて、道路が見渡せるんです。
長男の保育園の友達が来て、「ほら、ちょっと飲んでけや」って言って(笑)。ジュースでも飲んでけよって。
夕方になるとお父さんとか来て。「ああ、お父さん、お父さん。ビール!ビール!飲んでけ飲んでけ!」って(笑)。
そうすると子供が帰りたくないっていうから、「じゃあ、風呂入ってけ、風呂入ってけ!」って。お父さんには「後で迎えに来て」って言って(笑)
そんなアットホームな家にしたかった。そういう想いがあって。今の家って他の人に見られたくないって感じですけど。俺は、昔ながらの近所付き合いがあった方がいいかな。
奥様:リビングと外がつながってるのがいいよね。
あと、みんな、「無垢いいよね」って言うよね。
―最後に、あらためて、いま、どんな気持ちですか?
ご主人:感謝しかないです。
奥様:楽しく過ごしておりますって、感じです。
ご主人:快適。年々、年が経つのが楽しみな家だなって。
最初無垢で、傷ついて。けっこう心にも傷ついてたんです(笑)。子供が小っちゃいんで、おもちゃとかをガーンとやって傷ついて。「いやこれは違う、傷じゃない、味だ、味なんだ」と思って(笑)
「あ、この傷、いついつつけたやつだな」って将来わかりやすいというか。「この傷、ああ、あの時の傷か」と。そういう家じゃないですか。思い出も残る家。
子供もその傷と大きくなってって。大きくなってから「お前、父ちゃんあの時こうだったんだぞ」って言って。「弁償しろ!」って(笑)。「建て直せ!」って。将来楽しみがある家だなって思います。
奥様:これからどんな風に、この家が変わっていくかなっていうか(笑)。どんな風に手を加えていけるかなとか。そのうち子供たちが子供部屋にはいるようになったらどんな風になるかなって。生活が変わるから。今はまだ部屋になってないです、無法地帯だよね(笑)
ご主人:まだ子供が小さいんで、1階でしか生活してないんです。2階は、物はたくさんあって汚いですが、無垢はきれいですよ(笑)。だから、2階に行くと「最初はこうだったんだよなぁ」とわかる。
奥様:子供たちの部屋に、ベッドとか机とか入って、どんな風に、個性が見える部屋になって来るかを考えると楽しみ。楽しみがいっぱいだね。こうしたいなっていうのは年々出てきます。今は温室みたいな家にしたい(笑)観葉植物をいっぱい置いて、緑いっぱいにしたい。
でも、今はキャンプにはまってるからね。キャンプ道具をいかに片づけるか、みたいな。そんなことばっかり考えてます(笑)
田邊:今日は、楽しいお話ありがとうございます。
「田邊さんという人が好き。気さくで話しやすくて人が好き」といっていただき、とてもうれしかったです。
わたしこそ、いい方にめぐり会えて、気持ちよくお仕事させていただきました。ありがとうございます。
「造った家も温かみがある。山六さんのみなさんが温かいから、もっとプラスアルファで温かい家ができるのかなって」と、よろこんでいただき、あらためて、この仕事をやっていてよかったと思いました。
Y さんには、ご家族が「年が経つのが楽しみな家だなって。子供たちがどんな風になって来るかを考えると楽しみ(笑)」といつまでも感じ、しあわせで暮らしていただけたら、うれしいです。