プチコラム31 太陽光だけでは省エネ住宅にはならない
心地良い住まい(温度調節、自然光の利用など)づくりのために
なるべく電気や機械を使わずに自然のエネルギー(太陽光、熱、風)を上手に利用し、快適な住空間を実現する建築設計を「パッシブデザイン」といいます。温度調節や自然光の取り込みなど、住まい本体の設計だけでは補えない部分を植栽で解決することがあります。 具体的には夏は葉が茂る樹木は強い日差しを遮り、冬に落葉する樹木は暖かい日差しを部屋まで通します。まるで天然のルーバーのような役割ですね。
ずっと昔は家の南面に樹木を植えている家が多くありました。理屈ではなく知恵として当たり前に「パッシブデザイン」を実践していたのですね。
<おすすめ樹木>
・落葉樹
冬は落葉しますが、春には花が咲いたり、秋には紅葉など季節を楽しめる樹木です。