プチコラム06 家づくりの先にあるもの
「デザイン」「素材」「性能」「間取り」……これらは「家」をつくるための大切なポイントですが、家をつくるための手段であって目的ではありません。
つまり「過程」。すべては、その先にある「結果」を実現するためにあるものです。
家づくりの先にある「結果」とは、いったい何か。
規定通りに条件を満たした箱。それは「家」として正しいモノです。そういう「家」の選び方も紹介もアドバイスもたくさんできますが……、
家を建てるための法律でも何でもない。
性能にも関係ない。
別に無くても困らない。
でも、あったら愉しい。使ってみたら便利。気づいたらみんなそこに居る。
そういうことを内包する「家」であることこそ、家づくりのその先である「暮らし」が存在する家のような気がします。
そして、
「それがあったからこんな暮らしがはじまった」
「これがあったから子どもがこういう力を身に付けた」
家づくりに携わる者として、後からそのようなお話を聞けたとき、この仕事でよかったと、お客様と家を「一緒につくって」よかったと思えます。
その先の、その家での「暮らし」も考えてみませんか? 「家」と「暮らし」を一緒に。